2000〜20001年度
     ニュージーランドFF日記

 さてさて、昨シーズンのフライフィッシングはどうなっておったのか?

 2年ほど前から、山下と2人で釣りに行くことも多くなりました。師匠のアツシ抜きでも釣るもんね、という意気込みはいいのですが、やっぱへたっぴ2人では釣果も衰退気味。
 今年は特に、山下の女房ニシも仕事が暇になり、うちの奥さん恵利も加わり4人で山に入ると、どうしてもバーベキューやったり酒飲んだりって時間が多くなるのです。
写真もまさに、4人で遅い昼食の図。
   山下夫妻についてはこちらを参照
 ニュージーランドにはこういういい感じの公園というかキャンプ場というか、そんな場所が多いのです。

 ここはいつものムルパラ。オークランドから南に車で5時間ほど行った小さな町です。

 そして、夕まづめまではお昼寝。
といってもこの時期のニュージーランドは夜9時頃までは明るいんだけど。

 つまり、遅いお昼というよりも、早めの夕食をゆっくりと食べてお酒も飲んで、ちょこっとうたた寝をすると夕まづめって事になるわけです。
 こういう釣りも、またよろしいですね。
 なにしろ、周りは牧場だらけ。つまりここらの肉屋は魚河岸の魚屋みたいなもの。安くて上等の肉を売っているのですね。バーベキューもそりゃ美味しいわけです。

 ニュージーランドの自然はのんびりと楽しみたいものです。

 そうして釣り上げたのがこちら。
 実はこれ、このシーズンの最大サイズ、42cmの虹鱒。レインボウトラウトですな。 #12のエルクヘアーカディスに、ガボッと来ました。
 でもって、食べちゃいました。

 ええええーっ。フライフィッシャーが鱒を食べちゃうの!!と驚かれると思うのですが、ニュージーランドの人は釣ったら食べちゃう人が結構多いのです。
 もちろん、持ち帰って良い数やサイズは厳密に決まっていまして、エリア毎に違うんですけどね。

 僕は1回の釣行で1匹食べるって感じかな?
 本当は25pくらいの小さいのが美味しいと思うんだけど、そういう小さいのは逃がしてやんなきゃいけないルールになってます。
 となると、42pってのは、食べるに手頃なサイズなのです。

 年が明けて、日本から師匠のカトウアツシもやって来た。釣友、森ちゃんも合流し大勢でムルパラへ。

 最初は毎日雨で、全然釣れず。特にわざわざ日本から来た森ちゃんは可哀想、、、と、アツシは森ちゃんに釣らせようと必死のガイド。
 で、森ちゃん、とうとう48cmのブラウントラウトを釣り上げる、の写真がこちらです。 お見事。

 我々の間ではブラウントラウトは一回り大きなレインボウと同等の価値があります。
 ちなみにこのブラウン。ハリにかけてから引き寄せるまで10分くらいはかかったでしょうか? 足場も悪く、ネットに入れるまでかなり苦労していました。
 ちょっと暗かったんで、写真がぶれていてすまぬ。

 この後は、2人は釣りまくり。連日50cmクラスを釣っておりました。

 

 

 

 さて、ワタクシの方、どうも今年はうまく釣れません。
 ハリにかかっても、取り込めず。糸が切れたり、ハリから外れたりしちゃうんですね。
 考えてみると、これは腕が落ちたというよりも、一段階上のレベルに達したのではないか、と思うわけです。
 つまり、昨シーズンは山下とヘッポココンビを組んでの釣行が多く、師匠抜きでも釣れるもんね、と喜んではいたのですが、思い起こせば小物ばかり。数で勝負という感じ。
 40cm以下の小物は、深く考えなくても針に掛かればあとは引っこ抜けば手元に寄ってきたのですね。
 ところが50cm以上の大物になるとそうはいかないのです。
ハリにかけたあとのやりとりが重要になってくるわけですね。
 つまり、大物をハリにかける事ができるようになったが故の次のレベルの悩みということなのですよ。

ちなみに、ムルパラの川でのワタシの尺度は、、、
30cm以下  問題外
30〜40cm  小物
40〜50cm  標準サイズ
50〜60cm  大物
60cm以上  超大物

となっております。

 


小物の見本。
わざわざ写真を撮っているところが、
釣り師としての心の狭さを感じさせる。
未熟者の証明写真であります。

 

今年の反省点

ハリはちゃんと結ぼう
ティペットはケチケチせずに早めに交換。
       できればフロロカーボンを。
バーブレスフックを使うような余裕はワタシには無い!!
フライパターンは、色、サイズ共多彩にそろえよう

ということで、セッセとフライ巻いて、来シーズンに備えるのだ。

なを、どうも山に釣りに行っているときの良い写真が少ない。
釣りに熱中しているからに違いなく、来年は良い写真を撮るぞ、
というのも仮題の一つです。

(2001/4/30記)

 

 

川の目次へ戻る 山の目次へ戻る 海の目次へ戻る トップの目次へ戻る トップページへ戻る

川の目次へ戻る 山の目次へ進む 海の目次へ進む トップの目次へ進む

010430