「北海道でも釣るもんね」
<うっしっしのソイ>
撮影:遠井俊吾
KAZI誌 99/8月号から、「日本海道記」という連載がスタートしました。
以前『クルージング・ワールド』で連載していた「オタクのキャビンにおじゃまします」の続編のような感じですが、よりエリア情報を多くしたもの。日本全国のJCNメンバーの皆様に案内して貰い、日本沿岸の津々浦々を巡るというものです。
「津々浦々」の「津」というのは船着き場や港のこと。「浦」というのは入り江や海岸のこと。
我が国の海岸線は長く、入り組んでおり、ぐるりと回れば、そこには津々浦々な出会いもあるんじゃなかろうか。
ということで、タイトルも「日本全国 津々浦々の旅」に決定。
ワタシもこのタイトルがいたく気に入り、じゃんじゃん書き進み、入稿を済ませたところ、編集者から、「オーシャンライフ誌に、似たようなタイトルの不定期連載がある」との報告。早くいえよなぁ。
ということで、急遽タイトル変更。「日本海道記 −魅惑の入江を航く−」となったわけです。
テーマは入江。
僕の大好きなニュージーランドには、すばらしいクルージングガイドがあり、ああいうの、日本にもあったらいいなぁとずっと思っていたんです。
が、我が国は漁業が盛んで人口密度も高いので、いい入江は、養殖の生け簀で占領されております。
なかなかオーバーナイトでの錨泊に適した魅惑の入江ってのはないんですよね。
が、探せばまだまだいいアンカレッジがあるんじゃないかな、と期待はしております。あきらめてはおりませんぞ。
第一話は能登へ。で、美味しい牡蠣をしこたま食べ、第二話は梅雨を嫌って北海道へ。
思惑は見事に的中。とんでもなくいい天気でした。ここで2本撮り。
小樽(99/10月号掲載予定)では石原裕次郎記念館で涙し、石狩湾(99/9月号掲載予定)では釣りにいそしみ。いやまぁ、北海道はいいですわ。
写真は、ワタクシの釣り上げたソイ。この日一番の大物でしたが、これすべてこの日ご案内いただいた釣りのベテラン佐藤氏、宮本氏のおかげです。ありがとうございました。