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「やっぱ、J24は面白い」

11/3から3日間、和歌山で行われたJ24クラスの全日本選手権が終わった。
結果は28艇中13位。
オーナーヘルムなんで、ま、悪くは無いと解釈した方がいいのかな?

微風に終始した3日間。
初日は18位、27位とメタメタ。第1レースも下マークまではビリッカスでしたからね。2上でよくぞここまで挽回したなという感じ。
2日めは気合いを入れて5位、15位……と、ハーバーに戻ってみたら、2レース目はリコール(^_^;)

後ろに艇団を従えて。良い眺めです。初日はさんざん最後尾の景色を拝んだもので。

まあね、もうね、どうにでもなれと、捨て身で挑んだ最終日、堂々の3位に入って総合13位まで持ち直したというワケ。

リコールが無くても1つ順位が上がるだけでして、11位の36ポイントと12位の52ポイントの間の差はいかんともしがたいですなぁ。ワタシら13位が53ポイントでしょ。以降は貧差。

今年は、ヘルムに植松オーナー、以下、タクテは小林正季、トリマーに吉田学、バウには伊藝徳雄と、メンバー固めて、やっとこれですから。トップ艇団のレベルは相当高いです。

ベースは、設備の整ったマリーナシティ和歌山。こちら、伸長著しい東京大学ヨット部の<仰秀>。今回7位と大健闘。女子がマストに登っていますが、すぐ横に温泉風呂があって、マストに登ると風呂場が見えちゃうので男子はマスト登り禁止なのです。

表彰式の会場では、紀州ヨット少年団のこうたんが、「J2のトップとりたかったなぁ」とかほざいているので、「なによそれ?」と聞くとどうもオーナーヘルム(別名おっさん艇)をJ2と称するのだそうで、「エスメはあと1ポイントでJ2優勝だったのに」ですと。
「なんだよそれ、聞いてないよ。先に言ってよね、もっと楽しめたのにぃ」
ちなみに、ヨットに詳しく無い方に言っとくと、こちら「ヨット少年団」と名付けられておりますが、おじさんばかりの軍団ですのでお間違いなく。


んで、来年はJ2優勝めざすぞ!! といいたい所ですが、クラブスワン42というワンデザイン艇に乗り換える事になりました。
かなわなければ、とっとと撤退……なのだ。

レースコミティーは漁師のおじさん……じゃなくて、鈴木國央君。微風続きの難しいコンディションでいしたが、最善の判断で見事に5レース消化。さすが。現在は、こちら和歌山セーリングセンターでセーリング指導を行っているようですが、コミッティー塾かなんかも開いたらいいのにね。合宿制で。

まあでもなんだよな、J24はいいフリートを形成しています。日本で最もホットでレベルの高いキールボートフリートと言い切っていいのでは? 特に若い優秀なディンギーセーラーが参戦しており、これがビックボートへのあしがかりになっているケースもあるのです。
ますます発展して欲しいクラスです。で、J2カテゴリーも正式に造ったらいいのになぁ。

ちなみに、優勝は地元の<シエスタローザ>坂本艇。ジャパンカップを征して波に乗る<セレッソ>を最終日に蹴散らして、堂々の優勝です。この強さはホンモノだぁ。


和歌山とえば和歌山ラーメン。コッテリ系のとんこつ醤油味で、テーブルに山盛りになっている早すし(一口サイズのバッテラ)と良くあうのです。夜はオキマリの和菜「あきら」へ。ここがまたうまいのよ。

今週末に予定していたオンザウインドカップが中止になったので、2006年度のレース活動はこれにて終了。なんだか微風に終始した1年という感じ。
来年はどんな風が吹くのやら。

(2006/11/7記)

戦いすんで日が暮れて。参加艇はあっという間にマストを倒して陸送の準備完了。また来年会おうぜ……と日本各地に散っていきます。

 
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