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「やっぱり冬はキーウエスト」

さて、ここ数年、1月はキーウエストという事になっております。もちろんヨットレースですね。今年は1/21〜25の日程で行われました。
一昨年はマム30クラスで、何位だったかな?? 忘れるくらいの平凡な成績。昨年は50ftクラスで堂々の優勝。ま、メンバーがケンリード以下すごかったし、船も良かったからまあ勝って当然。その割にはピーター・ブロンビーさんに抗議されたりしてかなりきわどい勝利でした。

今年はニュージーランドに行け無くなっちゃったので、その分をと、妻を誘ってのアメリカ行き。2日早く日本を発ち、マイアミ〜キーウエストまでゆっくりドライブを楽しみました。
で、途中で2泊したのがこちら、アイラモラダにある「アウトルック・ロッジ」。
<http://www.lookoutlodge.com/amenities.htm>
値段も手頃で家庭的。ニュージーランドのモーテルを思い出します。

アウトルック・モーテルを海からみたところ。ちいさな桟橋があってなんだか海賊の隠れ家のよう。

庭にバーベキューグリルがあって、近所のスーパーで勝ってきた肉を焼いて食べ、、ワインを空けちゃったりするとすごく雰囲気いいです。

で、昼間はボートを借りてラグーンの中をピクニック。島に囲まれて波静かな海面です。沖合でアンカリングしてのんびりと読書したりしてレース前の緊張をほぐします。
ボートは別の業者が貸し出しているのですが、モーテルの桟橋まで持ってきてくれます。ラクチンラクチン。
ホントは釣りがしたいところですが、ギスギスしちゃいかんのね。カミさんはシカゴの飛行場で買った『ハリー・ポッター』を、僕は成田で買った『正論』を読みました。

 

モーテルで借りた20ftくらいのスコー。本来は浅瀬で釣りをするためのボート

で、おもしろかったのが、ボートについていたアンカー。
写真のようになっていて、根がかりしても反対方向に引っ張れば外れるようになっています。え? 知ってた?
すいません。ちょっとアイデアに感心したので写真を撮ってしまいました。根がかりさせてみなかったので使いがっては不明。

さて、楽しい日々もあっという間に終了。いよいよレースへ向けてキーウエストへ移動。マイアミからキーウエストまでは約300kmほど、島々にそってずーっと道と橋が続いています。僕はこれでドライブ3回目かな、4回目かな。2回はヨットで行きました。1回はレースだったし。飛行機には2回くらいしか乗っていないかなぁ。結構楽しいドライブです。

途中、同好の士が鼻息も荒くトレーラーを引っ張って行くのに出会います。僕も一度マム30を引っ張って行ったことがあるけど、広いアメリカとはいえ、これだけでかい船引っ張るのは結構大変。
写真はヘンダーソン30というワンデザインくずれのボート。トレーラーで引っ張る事を最初から考慮して、キールは収納できるようになっているので、これなら引っ張るのも楽そう。
我が国ではこうはいかないでしょうが、それでも4トン車に積んで移動できるようなワンデザインクラスが必要ですね。J/24はそこんところがいいんだと思います。

キーウエストへと続く長い道。キーウエストレースウイーク目指してボートを引っ張る車。

 

レースの方は結構頑張りまして、18艇中ながら堂々の4位。3位まであと1ポイントだったので、うれしいような悔しいような。
始めてマム30でレースに出たのが1999年のキーウエストでした。あれから全部で8つのレガッタに出場。思い起こせば、あらゆる面で格段の進歩を遂げたと思います。今回はボートスピードも素晴らしかったし、スタートもバッチリ。ああ、あと一歩で入賞だったのになぁ。
僕としては、これまで乗ってきたレースボートの中で一番マム30が好きです。
サイズがちょうど良くて、広いコクピットは乗っていてストレスがありません。整備も楽だし、、速いし、ドン吹いても怖くないし。25〜30ノットでのスピンランなんて、もうホントに楽しいんですよね。写真見ても、かっこいいでしょ? まさに「自分サイズの船」なんですけどね。、ワンデザインでレースしないと意味ないので、日本(特に関東)ではちょっと……。

残念ながら、マム30でのアメリカ転戦はこれで最後となります。今年はモーターボートとJ/24で遊ぶ予定です。
(2002/2/17記)

ドックへ凱旋する<エスメラルダ>(マム30)いやー、ホントにカッコいい船だなぁ

 

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