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インショアは1日2レースを消化。
レースの合間にのんびりお昼ご飯の<エスメラルダ>。
初日は台風の影響で逆に風が無く、どうなることかと思ったけど、やっぱりハワイの風は豪快でした。


「貿易風は何を見たか」

ケンウッドカップが終わりました。
私も<エスメラルダ>(farr50)で出場。クラスAは<シーホーク>(farr47)、<ビックアップル>(farr43)等強敵揃い。

最終のモロカイレースでいろいろあって、結局はケンウッドカップは前回に続いてニュージーランドチームが勝ち取り、艇別総合レーサーディビジョンは<シーホーク>。クルーザーディビジョンはなんとオーストラリアの<スマイル>(ベネトウ40.7)が勝ち取りました。

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Bクラスに出場した<ゼネット>。
ヘルムの小林正季は、いつも<エスメ>に乗っている仲間ですから、
応援してました。
が、Bクラスは、<カラス>との一騎打ちみたいになっちゃって、
なんだかstc見ているみたい……、なんて言われてました。


<エスメラルダ>は、初日のスタートで、<ビックアップル>に下からカチあげられ、見事に1本負け。リコールしてしまいました。

こりゃヤバイなと思ったものの、さすが名手ケン・リード。メインシートトリマーも、「世界一」といわれるワーウィック・フルーリー。
その後は破竹の激走を見せ、ライバル<シーホーク>を破りクラスAで優勝したのですが我々はC/Rクラス。
C/Rの艇別総合では<スマイル>にあと1点届かず。タイトルは逃しました。ベネトウってすごいのね。

モロカイレースでは、勇敢にもデスマストした艇を救助に行ったという<ビックアップル>と<スマイル>。
当然ながら、救助に要したロス時間の救済要求が出されたわけですが、救済時間の過多よって、国別優勝、艇別優勝が入れ代わってしまうという非常に難しい事になってしまい、審問は紛糾。
結果、<ビックアップル>はこのモロカイレースで見事に総合優勝となりニュージーランドに連覇をもたらしました。お見事。
<スマイル>もデビジョン2位に入り、C/R艇別優勝を勝ち取りました。

初日のリコールが痛かった<エスメラルダ>ではありますが、審問の経緯について、もっと詳しい情報を公開して欲しいものだなぁ、というのが偽らざる心境でしょうか。

その他レースの詳細はKAZI誌やインターネットのウエブ<http://www.kenwoodcup.com>をご覧いただくとしましょう。

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ハワイって、やっぱこれでしょう?
ハッキリ言って、インショアは楽しいけど、ロングは辛いっす。風強すぎるよ。
ま、ロングで風無いのも辛いか。
歳とるにつれ、ロングレースが嫌いになっていくみたい。
僕自身は、ケンウッドカップはこれで4度め。取材も入れると5回目という事になりますが、ここのところ東海岸がメインだったので6年目のハワイでした。

最初にハワイに行ったのは、いまから20年くらい前。その頃から比べると、我が日本人観光客はなかなかスマートになったなぁ。と感じました。
昔は、派手な……というかなんというか、独特の柄のアロハシャツとお揃いのムームーなんか来ている新婚とおぼしきカップルがそこにもここにもいたのですが、今はまず見ないですね。
なんとなく旅慣れた感じの家族連れが目立ちました。日本もホントに豊になったのね。

ところが、です。
ホテルのエレベーターに乗ると、ドアが開いたとたんに、ダッとのごとく乗り込んでくるのは必ず日本人。まだ降りてないのに、我先に乗り込んで来るわけですよ。
考えてみると、山手線でもこうですよね。
僕はたまにしか電車に乗らないので、この「我先現象」にはそのたびガッカリさせられます。が、それがハワイのエレベーターでも同じとは……。

もうすこし、のんびり生きようではありませんか、御同輩。

さ、次は9月18日から、サンフランシスコでビックボートレガッタです。ライバル<シーホーク>も出るというから、面白くなりそうです。
(2000/8/13)

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