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「和田長浜に
            和船の聖地があった」

天気がいいので、自転車で長浜海岸までサイクリング。

長浜といってもピンとこないかもしれませんが、三浦半島の相模湾側、荒崎の南。三戸浜の北にあります。
正式には和田長浜(わだなはま)といいます。
ちょうと、横須賀市と三浦市の市境にあたるようで、浜の北半分は横須賀市、南半分は三浦市になります。

日本の行政というのは面白くて、こういう権利関係があいまいなビーチには手を着けにくいという事情があるみたい。で、こういう浜は、いい雰囲気を残す事が多いみたい。

あんまり教えたくはありませんが、無料の広い駐車場があるので、マリンレジャーには人気のビーチです。

浜の中央に道が一本通っていて、これが市境。カーブの手前にディンギー置き場「リプルセイリングクラブ」があります。
20年近く前からやっておりまして、実をいうとワタシも昔はここで働いていました。

で、久しぶりにリプルに顔を出したら、なんとそこは和船の園と化しておるではありませんか。
カートップ、あるいはトレーラーに積めるような小型の和船に、それぞれ趣向を凝らして釣りにいそしんでいる模様。
楽しいそうだなぁ。

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ワタシが働いていた頃は、バブル直前の、なんだかホンワカした時代で、社会人になってからヨット、それもディンギーを始めた人が結構多かったんですね。
カートップディンギーが流行っていまして、とはいえ、いくら乗用車に積めるからといって、自宅に置いておくのは結構大変。で、こうしたディンギー置き場が結構盛んだったのです。

毎週のようにレースをやってました。
すぐ隣には「ファーイースト」があって、海よりにはYSA(ヤマハ・セイリング・アソシエーション)の長浜フリートがあり、さらに三戸浜よりにはレーザー長浜フリートがあったりと、当時の長浜は群雄割拠。互いに仲も良く、しょっちゅう合同レースで盛り上がってました。番付つけたり、競馬新聞みたいな下馬評作ったりね。

その後、シーホッパーが国体種目になり、関東各県の代表は、長浜から多く輩出されたのでした。

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こちら、リプルの塩野谷さん。ヨットと釣りと酒を愛す。最近は菜園も。

あれから十数年。今は和船ですね。いいところついているわ、塩野谷さん。
……って、リプルの社長なんですけど。豪快な人なんですよ。
最近はヨットはもっぱらクルーザー(Y30C)で楽しんでいるようです。こちらは会員制になっております。

で、長浜では和船です。
『Boat Club』誌を見ていても、こうした小型の和船熱は全国的に高いようです。
リプルに集う和船乗りのみなさんを見ていても、実に楽しそう。いでたちがまたいいよね。
ウエーダー……っていうか、バカナガっていうんですかね。胸までのズボン付きの長靴。
これなら、ビーチから出すときも楽でいいやね。

ビーチの横に簡単なスロープ付けてくれれば、もっといいのにね。
横須賀市か三浦市の方、いかがでしょう。庶民の遊び、和船族にこんなアシストは。

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今回は、ちょっと宣伝クサかったなぁ。
別にお金を貰っている訳ではないですけどね。よく奢ってもらいます。テヘヘ。

そうそう、ホームページ作ったというので、リンクしときます。(リンクのページ見て下さい)
リプルニュースも結構なタイミングで更新されております。

(2000/3/3)

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