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「新新新々エスメ、進水!!」

<新エスメ>といっても、もう何がなんだかワケらんとお思いでしょうが、新艇ができまして、いよいよ進水いたしました。

今度の船は、ニューヨークヨットクラブが新たに採用したワンデザインクラス。その名も「クラブスワン42」というんだそうな。
NYYCがデザインを公募し、ブルース・ファー他錚々たるデザイナーが応募した作品の中から選ばれた物がこれ。
ヨットデザイン界の大御所ジャーマン・フレーズの設計。建造は高級艇で有名なナウタースワン。で、クラス名が「クラブスワン42」なんだそうな。

建造はノルウエイですが、塗装はニューポートで。こだわりのエスメカラーです。日本じゃモーターボート<Green Spy>だけですが、世界的にはこの色こそが<エスメ>として認知されております。ちなみに、米国では<エスメ>ではなく<エスモ>と略します。
で、なんだか今までの写真と変わらんなぁ……(^_^;)

どうやら、ワンデザインレース全盛のアメリカでは、現在最高峰とされるファー40のレベルが上がりすぎてついていけないオーナーが続出しているようで、
「もうちょっと、そのぅ、なんですよ。余裕があってクルージングもできて、高級感のあるワンデザイン艇種はできないものか」
ってな要望に答えるべく、開発されたものです。

ワンデザインとはいえ、「IRCでも戦闘力があること」という条件も提示された上でのデザインコンペであります。
で、ノンオーバーラップジブに巨大なゼネカー、バルブキール、という今風なデザインになっています。

ロゴも変化無し。普通は「XX世」とか付けるんでしょうが、そういう配慮はありません。もう何隻目だか分からなくなってしまっております。
で、52ftから42ftへサイズダウンなので、なんだかミニチュア艇に乗っているようにも見えます。

で、新エスメはこの2号艇。すでに数十隻のバックオーダーがあるとのことですが、いち早く進水したこの艇はNYYCのバイスコモドアが予約していたロットを譲って貰ったものです。まあ、真冬に進水なもんで、皆さん「春まで待ちますわ」状態なのでしょう。

エスメチームは一足早く、この艇種で1月のキーウエスト参戦となります。世界中が注目するワンデザインクラスのデビュー戦という事になるわけですが、やはりワンデザインとはいえ、IRCでの結果が注目されるのです。


とりあえずテストセーリング。でも、この時期のニューポートは寒い!! 雪も降るので、多くのプレジャーボートは屋根付きのヤードに入れたりシュリンクラップをしたりして冬ごもり。で、常夏のキーウエスト・レースウイークが人気あるのですよ。

ノルウエイから船積みされた船は、ニューポートで船体塗装。テストセーリングとこなし、フロリダ州フォートローダデールへ陸送されます。
そこで再び組み立ててからキーウエストへ回航。
まあ、あまりグランプリな船ではないので、ケン・リードこそ乗るものの、その他は今回初顔合わせのアメリカ人クルーでチーム編成。セール屋、マスト屋、オッカム屋と、業者系の連中のようです。いつものメンバー、とりわけ、仲良しのブラッド・デミオが体調を崩して来られないとのことで寂しいなあ。
日本人クルーとしては、オーナー始め、高槻、吉田、小林、伊藝と、今年のJ24全日本のメンバーですから気心は知れているし頼りになり、まあ僕としてはリラックスできそう。

ま、これだけ大勢日本人クルーが乗るのも珍しい海外遠征です。


ううーん。素直なハルラインとデッキ形状でなかなか美しいなぁ。ちなみにハルはバルサコアのインジャクション。カーボンマストでツインラット。と、結構レース仕様です。

前回のTP52、その前のIMS52はそのまま米国で売却してしまったので、日本デビューは果たせずでしたが、この船は今年日本に持って帰る予定。
で、夏の鳥羽レース、そして、秋には関西でスワンカップがあるそうなので、それに出るんだとか。

さあて、米国でのIRC事情はどうなっているのか。1月はじっくりと見てきますので、お楽しみに。

(2006/12/13記)

真横から見るとこんな感じ。結構クルージング艇っぽいですね。
今回は、写真をクリックすると、拡大写真が見えるようにしてみました。ん?自慢するほどの事ではない? スイマセン

 
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