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「快勝、爆勝、進撃中」

新<エスメラルダ2004>(TP52)は、初戦のニューヨークヨットクラブ・アニューアルレガッタ(6/11〜13)を5戦全勝にて完全優勝。
続くシカゴ〜マックレース(7/24スタート)でも、スタートから飛ばし、一夜明ければライバル艇は遙か後方に。
その後も手を抜かずに330マイルを42時間で走りきり、先行する2隻のスーパーマキシ、マキシをも修正で下し、クラス優勝はもちろん、総合優勝いたしました。
爆勝街道邁進中のエスメラルダです。
詳しいレース結果はこちら

今回の勝因は、まずボートスピード。
とはいえ、<ブライトスター><シャンボック>の2艇は同じ型から造ったシスターシップなわけで、どうしてこんなにスピードが違うのか?
まあ、完璧なマストチューニングとセイルトリム、ナイスなヘルム等いろいろ要因はあるのでしょうが、セイルのインベントリーが他艇と違うんだそうな。
中でも、クリューの位置が低くライトゼノア代わりになるコードゼロとステイスルが調子良かったようです。他艇のコードゼロは、クリューが高いジブトップみたいな感じなんだとか。
真風速が3.5ノットくらいまで落ちても、艇速は5ノット出ていたわけで、「なんでそうなるの?」という感じでありました。

 

シカゴにはカメラ持っていかなかったので、写真はニューポートでのもの。レース後のパーティーはこんな感じ。島一周のロングディスタンスレースでは、TP52クラス優勝のみならず、81フィート艇を含む全98艇の中でファーストホームでした。修正トップじゃなくて、ファーストホームよ。速いぜ。

で、僅かでも艇速でひけをとるライバル艇が、我々の後に続いて同じコースをとってきたので、「助かった」(by ケン・リード)んだそうな。
そうですね。反対岸にでも突っ込まれたら、押さえようがないもんね。
あとは、先行艇のフィニッシュ後に風が落ちたのも小型艇には不利になったのでしょう。この辺りは運の良さ。

それにしても、最後までまったく手を抜くことなく、常に正しいタックで適正なセイルを展開し、クルーはハイクアウトしっぱなしという真面目なセーリングに「穴はない」(byケン・リード)ということですなぁ。

左から、優勝の<エスメ>植松オーナー。2位の<ローズバッド>ロジャー・スタジェオン。3位の<シャンボック>ミシェル・ブレナンの両オーナー。みなさん、意外と若いのですよ。

シカゴメンバーは、ロング仕様と申しましょうか、ウイットブレッド(ボルボ)世界一周レースを経験&優勝したメンバーが多く混じっています。
オーナーの植松さん以下、ケン・リード、トニー・レイ、イアン・ムーア、ワーウィック・フルーリー、ブラッド・デミオ、ロビー・ネイスミス、ボブ・ワイリー、ジョーイ・アレン、ジョー・フォードニー、ケイレブ・ボーチャーズ、そしてワタシ。
若いバウマン、ケイレブ以外は、10年近いつきあいになるメンバーなので、気心も知れてます。じゃなきゃ、いきなり330マイルのロングレースなんて一緒に乗れないやね。

今回はたいして写真が無くてすいません。ニューポートでは矢部カメラマンが来ていたので、かなり写真は撮ってます。
舵誌9月号の記事では、説明調の写真しか掲載できませんでしたが、こちらにいろいろでています。
特にこれなんかすごいでしょ。前方の巨大艇は、5分前にスタートしてるんですよ。

次回は、9月。サンフランシスコのビックボートシリーズ。早福、吉田、と日本の誇る世界クラスのクルーも合流し、3勝目を狙います。

(2004/8/14記)

ハリヤードはマストトップでロックできるようになっている。IOR時代のメインハリもそうでしたね。ロックが外れなくなって泣いた方も少なくないでしょう。
今の物は、トリガーが付いていて、下からヒモを引くとトリガーが外れるという仕組み。
ちなみに、ロックすることにより、ハリヤードそのものを細くでき、なおかつ伸びがないのでラフテンションをキープでき、ロック部分から先は太いので擦り切れる心配が少ない、という利点あり。

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