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「ニューエスメ進水」

新エスメラルダがいよいよ進水しました。
新エスメといってもどれが何やらワケ分からなくなりそうですが、今度のはTP52クラスです。
ボックスルールといって長さや幅のMax Minimumが決まっていて、その中で自由に設計してもいいというクラスです。勝負は着順で競います。
で、こんな過激なカタチになっていくのですね。
前の艇に比べるとフリーボードが低くフレアが張っています。

浅い乾舷とフレアの張ったハルが良く分かります

巨大な鉛のバルブを持つ細いキールも特徴の一つ。最近は喫水を浅くする為に、クルージングボートでもキール下端にバルブを付けている艇をよく見ますが、こちらはモロ性能追求型。原子力潜水艦のようなシェイプをしています。
これだけ巨大なバルブが付いていると、細いストラットに加重がかかります。ストラット部は鋳鉄で作られています。安手のプロダクションヨットと同じですな。

なだしお浮上!! ではありません。巨大な鉛のバルブ

鋳造時に気泡が入りやすいようなのですが、クルーザーレーサーの分厚いキールならそれでもok。しかし、この船のキールストラットは細く先端に巨大なバルブが付いているので、内部に気泡が入っているとそこから折れる危険があります。
本艇のキールストラットも、X線検査をしたところ、フランジ付近に気泡を発見。作り直しとなりました。
その為、4月初旬には進水予定だったのですが、大幅にずれ込んでしまったのです。

よく考えてみると、これがこんな小さなフランジでくっついているってのも不思議

塗装は前艇とほとんど同じ。フレークの入った濃いグリーン。すっかりおなじみ……って日本の皆さんには一度もお披露目したなかったんですけどね……のカラーリング。
フリーボートが低いので、艇名が入らなくなってしまい、ブームに書きました。
喫水線も「ハルが薄いので、入れるとレーザーみたいになっちゃう」(by Ken Read)との事で無し。


ブームも平べったい特別製。ちなみに、ルーズフットじゃないのです。誰がセットするんじゃ

 

でもって走るとどうなるか?
写真は同クラスの<アルタ・ビータ>昨年のトランパックの時の写真だそうです。興味ある人に回覧してくれと、クラス協会のトム・ポラックという人から転送されてきた写真です。
確かにすごい迫力。ちと恐い……。
最初のレースは6月のニューヨークヨットクラブ、アニューアルレガッタ。
7月にはシカゴで湖のロングレースがあります。340マイルを30時間で走っちゃうらしいのですが、この写真のような感じで走り続けるという事なのでしょうか。

(2004/5/7)

どひゃひゃひゃー

 

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